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Shuohan Yuan

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蓋はあるけど、棺おけは奥まで見える

2020年, インスタレーション

町は常に変化している。新型コロナウイルスが原因で国と国との間には制限が設けられ、自由に往来することができにくくなった。AI システムが以前より普及し、電子機器を通じて会話することが増えた私たちは、スクリーンの向こうで人の温度を想像しながら、一方でそのスクリーンのガラスが割れる日が来ることを待っているかのように感じる。忘れたマスクの下の顔など私たちは確実にその変化に慣れて行く。街の経済面にも一定の影響があり、駅の広告板は白いままの状況が多くなった。海外に行く飛行機も止まっていて、実家に帰ることはいつになるかわからない夢になっていた。家のWi­Fiやパソコンが壊れた時に、自身と他人の交流も中断されたようだった。生活の中で構築されていた周りに対するイメージ、日常は分解し、新しく組み立てていく。そのイメージを具体化することで感覚をさらに重さねて作り上げていく。カメラのレンズの下にある視覚言語を通して、留学生の居場所、留学生の将来に対する不安、他人の印象や自身の形跡を探しながら、自身の小さいな希望を作品を通して、あの頃の今に捧げる。

 

 

2020 年に制作した作品シリーズ「Transpreant coffi 蓋はあるけど、棺おけは奥まで見える」は写真をメインとして、パフォーマンス、ビデオ、デジタルコンテツなどによるインスタレーションだ。コロナをきっかけに制作した。自分の社会における立ち位置を断片的に考え、自分が感じた現状について作品によって語ろうと考えた。透明な棺おけをイメージして、今と将来に対する不安を比喩している。棺おけは命を失うことに関連する。

私たちは 2020 年当時、コロナによる都市封鎖や社会の雰囲気のせいで棺おけにいるように感じていた。同時に、外から自身のことを客観的に見つめていた。未来や今に対して無力を感じ、将来が見え難くなっていった。多くの人が大学を卒業する頃将来に迷うが、今回のコロナによってさらに、私のような留学生は特に様々な大きな変化に向き合った。そのような今こそ、感じることに向かって、今発信し、制作を通して自問自答していた。

毎日変わっていくコロナの感染人数を情報の一部として、写真と一緒に展示した。展示では地面に QR コードを置いた。それぞれの QR コードは自身の日記から選択した言葉につながる。緊急事態宣言の中で今日の日付を忘れ、一日ずっと家にいる孤独を表現していた。

​banshan gallery,2020

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